先に結論から。求めているのがローカル動画の視聴なら、この記事のおすすめは Vihover であって PipNow ではありません。 Vihover は正真正銘の動画プレーヤーで、ピクチャーインピクチャはその出力方法のひとつにすぎません。主要な動画形式に対応し、字幕、プレイリスト、音声トラック選択まで揃い、ウィンドウを最前面に固定したり、デスクトップやフルスクリーンを切り替えても表示を維持したりできます。無料版はしばらく再生すると一時停止の通知が出て、課金すれば約 $9 で買い切りです。
では、なぜこの比較記事に意味があるのか。多くの人が「Mac ピクチャーインピクチャ」で検索するとき、自分が求めているのがプレーヤーなのかウィンドウツールなのかを区別できておらず、買ってから合わないと気づく——それが理由です。
日々の過ごし方がオンライン講座、ダウンロードした映画、録画の見直しなら、Vihover の体験はどんな「ウィンドウをミニウィンドウにする」ツールより優れています。もともとそのためのツールですから。
Vihover が再生するのはファイル—— mp4 や mkv など、ディスクの上に置かれたもの。ピクチャーインピクチャになるのはプレーヤーのウィンドウです。
PipNow が扱うのは生きているウィンドウ——画面上で今まさに開いているすべてです。
これらを「Vihover にドラッグして再生する」ことはできませんし、する必要もありません。すでに画面の上にあるのですから。⌥⌘P のワンクリックでミニウィンドウになります。しかも PipNow には Vihover にない能力が 2 層あります。ホバーで自動拡大プレビュー(ミニウィンドウは小さいまま、細部を見たければカーソルを乗せるだけ)、そしてプレビュー内で操作可能——動画視聴では不要ですが、ワークフローの見張りには手放せない能力です。
逆方向も正直に言えば、PipNow でローカル動画を見るにはプレーヤーのウィンドウを開いてからミラーするしかなく、字幕、プレイリスト、音声トラックの機能は一切ありません。得手不得手ということです。
| Vihover | PipNow | |
|---|---|---|
| 本質 | ローカル動画プレーヤー | 任意のウィンドウ → フローティングのミニウィンドウ |
| 字幕 / プレイリスト / 音声トラック | ✅ | — |
| ローカル動画 | ✅ 専門 | 再生はできるがプレーヤー機能なし |
| ターミナル / チャット / AI タスクの監視 | — | ✅ コアのシーン |
| ホバーで自動拡大プレビュー | — | ✅ |
| プレビュー内で操作可能 | — | ✅ |
| デスクトップ切替 / フルスクリーンでも表示維持 | ✅(公式は謳う) | フルスクリーン横断は不可(同類共通の弱点) |
| 価格 | 無料で利用可(一時停止の通知あり)+ 約 $9 買い切り | 無料版で利用可能、買い切り $9.9 から |
両者は競合ではなく、むしろ補完関係にあります。
実際には「オンライン講座は Vihover で流しっぱなし、ターミナルは PipNow で見張る」という使い方が正解のケースも多い。2 つ合計 $18 の買い切りで、それぞれが自分の仕事をこなし、干渉しません。
オンライン動画(YouTube / Netflix)のニーズなら、Float と Floating の記事をご覧ください。ピクチャーインピクチャという概念そのものを知りたいなら、この記事が「なぜ macOS は動画にしか許していないのか」から解説しています。
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