KeepTop は Mac App Store にある無料の小道具です。1.4 MB。開くと現在のウィンドウが一覧で出て、1 つ選べば他のウィンドウの上に浮きます。
本当の問いはもっと小さいものです。「隠されないようにしたい」のか、「場所を取らないようにしたい」のか。
この 2 つは同じ願いに見えて、実際はかなり違います。そして違いが、道具を替えるべきかどうかを決めます。
やることは 1 つ、ウィンドウの階層を変える。
これで通常のウィンドウの上に浮きます。無料、広告なし、サブスクなし、1.4 MB。これは評価すべき点で、同種のツールには不要な機能を詰め込んで数十〜百 MB になるものも少なくありません。
痛みが次のようなものなら、KeepTop で足ります。
共通点は、ウィンドウが大きくても気にならないこと。見たいのだから、大きいままでいい。
実務では逆のケースのほうがよくあります。見張りたいウィンドウは、そこまで大きくなくていい。
幅 1440 のターミナルで、見ているのは最後の 3 行だけ。株価ページで気にしているのは色が変わったかどうかだけ。チャットは新しいメッセージを待っているだけ。それを画面いっぱいのまま最前面に置くのは、一行の情報に画面の半分を払うようなものです。
KeepTop はここでは役に立ちません。元のサイズのまま固定するからです。縮小も、ホバープレビューも、透明度も、「ここだけ見せて」もありません。
KeepTop の欠点ではなく、「ウィンドウ階層を上げる」系ツールすべてに共通する性質です。選ぶときは知っておく価値があります。
1. 全画面に入ると消える
全画面アプリは専用のスペースを占有し、フローティングウィンドウはデスクトップのスペースにいます。エディタを全画面にすると、固定したウィンドウは消えます。
(例外は OS 標準の PiP で、スペースをまたぐ権限を持っています。ただし動画しか浮かびません。詳しくはインストール不要の記事へ。)
2. 「上にある」は「邪魔しない」ではない
最前面にあるということは、下のものを覆うということです。下をクリックするには、どけるか固定を解除する必要があります。楽になるのは、場所を取らないときであって、階層が高いときではありません。
3. 数が増えると崩れる
3 つ固定すれば、大きな板が 3 枚重なります。階層をいくら上げても、面積が足りないという物理的な問題は解決しません。
左が KeepTop のような「固定」、右が PipNow のような「縮小」です。
| 固定 | 小窓 | |
|---|---|---|
| サイズ | そのまま | 隅に縮小 |
| 面積 | 大きい | 小さい |
| 内容 | 全部見える | 全部見えるが小さい |
| 細部 | もともと大きい | ホバーで大きなプレビュー |
| 操作 | ネイティブ、何でも押せる | プレビュー内で操作(Pro) |
| 全画面 | 不可 | 不可 |
| 数 | 可能だが重なる | 隅ごとに 1 つ |
| 費用 | 無料 | 無料版に制限、Pro 買い切り |
公平に言えば、「この大きなウィンドウを隠されたくない」だけなら、KeepTop は無料で軽く、十分です。乗り換える理由はありません。
向いているのは、1 つだけ固定したい、小さくする必要はない、全画面をあまり使わない人。
次のどれかに当てはまるなら、欲しいのは「最前面」ではなく「小窓」です。
PipNow は 2 つ目の道です。⌥⌘P で最前面のウィンドウがフローティングの小窓になり、カーソルを合わせると元のサイズに近いプレビューが出て、その中でクリックも入力もできます。ウィンドウ自体は小さいまま、細部を見るために戻る必要はありません。
無料版で日常は足ります。小窓 1 つ、ホバープレビュー、ショートカット。複数同時やプレビュー内の操作は Pro です。
KeepTop は「隠さないで」、PipNow は「場所を取らないで」を解決します。 自分がどちらなのかを先に決めてから入れてください。どちらも無料で試せます。5 分で答えが出ます。
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